12月21日(木)・22日(金)、名古屋シネマテークで『赤猫』『死なば諸共』『西みがき』が上映されます。



(チラシデザイン:新谷尚之


名古屋シネマテークの「第20回自主製作映画フェスティバル」で、『赤猫』『死なば諸共』『西みがき』の三作品が上映されます。
中部地区の皆様、この機会にぜひ御覧下さい。


12月21日(木)16:20〜
12月22日(金)18:00〜
22日(金)には、上映後、トークショー西山洋市、大工原正樹、井川耕一郎、和田光太郎)あり。


前売り:一般1200円、大学生1200円
当日 :一般1500円、大学生1300円、中高予生1000円


名古屋シネマテーク http://cineaste.jp/
名古屋市千種区今池1-6-13今池スタービル2F
(地下鉄東山線桜通線今池駅10番出口から西へ徒歩3分)


プロジェクトINAZUMAとは?(チラシ裏面より)
プロの映画/アマチュアの映画といった区別を飛び超えて、今までにないもっと新しい映画の楽しみ方を探してみよう。プロジェクトINAZUMAはそんな目的をかかげて結成された自主映画製作・上映グループです。メンバーは東京にある映画美学校の講師・関係者たち五人(西山洋市、大工原正樹、常本琢招、井川耕一郎、和田光太郎)。
名古屋シネマテークの自主製作映画フェスティバルに、今年、プロジェクトINAZUMAは三本の映画をもって参加します。三本に共通するテーマは「愛」。一途でまっすぐな愛ほど激しい嵐にあうのが世の常。一枚の紙切れ(『死なば諸共』)、一つの電球(『赤猫』)、三本目の足(『西みがき』)が、愛の航路を狂わせる――。男と女の間をジグザクに走りぬけた高電圧の愛が、稲妻のようにあなたを直撃します。三つの予測不能な愛の物語、お楽しみ下さい。

『赤猫』(2004年/42分/DV)
出演:森田亜紀、李鐘浩、藤崎ルキノ
監督:大工原正樹 脚本:井川耕一郎

「赤猫」とは、放火犯のことを指す江戸時代の隠語である。
ある夜、その「赤猫」という語が妻の口からふいに漏れたとき、夫は目の前にいる妻が見知らぬ何ものかに見えてくる。
夫は妻の静かな狂気を感じ取って戦慄する。
一体、私たち夫婦はお互いのことをどれだけ理解しあって、同じ屋根の下で暮らしてきたというのだろうか……?
劇団ストレイドッグの人気女優・森田亜紀の映画初主演作でもある。

『赤猫』に関する詳しい情報はこちら


『死なば諸共』(2006年/18分/DV)
出演:岡部尚、西山朱子、石井愛夏
監督:西山洋市 脚本:片桐絵梨子

江戸の吉原を舞台に、遊女と遊び人の命を懸けた恋のてん末を描く痛い変則時代劇。
日本最大の小説家井原西鶴(原作者)によればこれは実話だ。
本心の分からぬ者同士の恋の闇は、文(手紙)のやり取りからエスカレートして心中に至るのだが……。
製作費5万円(未満)。大金をかけなくても「時代劇」は作れる。
真剣のチャンバラに匹敵する男と女の恋の決闘。

『死なば諸共』に関する詳しい情報はこちら


『西みがき』(2006年/53分/DV)
出演:本間幸子、粕谷美枝、西口浩一郎
監督:井川耕一郎 撮影:福沢正典

一体、西みがきって何?
謎の言葉を遺して亡くなった西口くんのことを語り合う幸子と美枝。
すると、夕暮の部屋に西口くんの幽霊が現れて……。切ない愛の喪中映画。
出演者は皆、演技経験のない映画美学校の生徒。
彼女たちは素のままなのか? 演技なのか?
「撮影中、彼女たちは演じる喜びを発見したみたいだった。私はその姿を魅力的だと思った」とは監督の談。

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