2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

井川耕一郎論・試論〜上映予定の三作品について〜(佐野真規)

まず、これは自分の思い込みかもしれないと断っておく。そうして、以下に取り上げる事柄については諸兄が既に指摘されて議論をなされた、既に自明の事柄であろうことも想像に難くない。が、愚弟としてようやく今日、井川耕一郎の監督作品を見たぼくが、以下…

上映作品紹介(受講生作品)

『遺されし想い』 2005年/miniDV/20分 監督:巽健 解説:かつて同じ屋根の下で暮らしていた「家族」・・・彼らが彼女に、そして彼女が彼らに最期まで伝えられなかった想いと記憶を、静かに綴りました。 『バケモノ家族 トマトパーティー篇』 2008年/miniDV/5…

『映画刑事』井川耕一郎上映会(映画美学校第二試写室・14:10〜)

映画美学校初等科D組(井川耕一郎担当クラス)の生徒が、2月24日(日)に映画美学校第二試写室で上映会を開くそうです。 上映会では、井川耕一郎の作品も上映するとのこと。 詳細は以下のとおりです。 『映画刑事』井川耕一郎上映会 日時:2008年2月24日(…

更新情報

<上映のお知らせ>沖島勲『一万年、後....。』+高橋洋『狂気の海』(PLANET+1 2月23日(土)〜3月7日(金)) <批評>沖島勲ノート(3)−2−1(井川耕一郎)井川耕一郎論・試論〜上映予定の三作品について〜(佐野真規)

沖島勲『一万年、後....。』+高橋洋『狂気の海』(PLANET+1 2月23日(土)〜3月7日(金))

大阪のPLANET+1で、沖島勲監督『一万年、後....。』と高橋洋監督『狂気の海』が二本立てでレイトショー公開されるそうです(2008年2月23日(土)から3月7日(金)まで)。 詳しい情報は以下のサイトに載っています。PLANET+1 HP http://www.planetplusone.co…

沖島勲ノート3−2−2(井川耕一郎)

ここでもう一度、『YYK論争 永遠の“誤解”』の発想の出発点に戻ってみよう。外波山文明=沖島勲とみなすのはあまりに短絡的だが、外波山文明が義経、頼朝、清盛、常磐の四人が登場する劇中映画の作者であるという設定になっているのだから、少なくとも発想…

沖島勲ノート(3)−2−1(井川耕一郎)

『アメリカの夜』、『パッション』、『ことの次第』、『(秘)湯の街 夜のひとで』、『ロケーション』、『女優霊』……。映画の撮影現場を描いた映画は今までに何本もつくられてきた。1999年に公開された沖島勲の『YYK論争 永遠の“誤解”』もそうした映画の…

古澤健上映会(映画美学校第一試写室14:00〜)

映画美学校初等科A組(古澤健担当クラス)の生徒が、2月17日に上映会を映画美学校第一試写室で開くそうです。 詳細は以下のとおりです。 古澤健上映会 2008年2月17日(日) 開始14:00 カンパ300円 映画美学校第一試写室 上映作品(上映順) 古澤健上映作…

大工原正樹上映会(映画美学校第二試写室14:10〜)

映画美学校初等科B組(大工原正樹担当クラス)の生徒が、2月10日(日)に映画美学校第二試写室で上映会を開くそうです。 上映会では、大工原正樹の作品も上映するとのこと。 詳細は以下のとおりです。 大工原正樹上映会 日時:2008年2月10日(日) 14時10分〜…

溝口と成瀬の演出の特徴は「長回し」でも「カット割り」でもない(西山洋市)

溝口と成瀬の演出の特徴は「長回し」でも「カット割り」でもない。人物の背中の使い方にこそあるのだという仮説に基づいて、実際にいくつかのシーンを見ながら、ふたりの演出の本質について考えたい。溝口健二の長回し、成瀬巳喜男の端正で的確なカット割り…

アテネフランセ文化センター「特集 溝口健二と成瀬巳喜男」(1/22〜2/16)

現在、アテネフランセ文化センターで『特集 溝口健二と成瀬巳喜男』が開催中ですが、 2月7日(木)に西山洋市の講演があります。 2月7日(木) 15:20〜:「流れる」1956(116分)監督/成瀬巳喜男 17:30〜:講演:西山洋市(映画作家) 19:00〜:「祇…