2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『制服の娼婦』撮影日記(渡辺護)

(このエッセイは『映画芸術』1974年6〜7月号に載ったものです) こんどは女高生売春でいこうとホンヤさんにいったのが確か四月のアタマ。15日頃までにというのに一向に書いている気配もなく、相変らずゴールデン街で飲んだくれているらしい。とにかく30日…

渡辺護とピンク映画についてもっと詳しく

<渡辺護について> 渡辺護のプロフィール http://watanabemamoru.com/?page_id=2 渡辺護のフィルモグラフィー http://watanabemamoru.com/?page_id=7 <渡辺護の発言・エッセイ> 『制服の娼婦』撮影日記(渡辺護) new! http://d.hatena.ne.jp/inazuma2006…

金子サトシ『食卓の肖像』を再見して(井川耕一郎)

(以下の感想は、2013年4月4日にツイッター(https://twitter.com/wmd1931)に書いたものです) 金子サトシ『食卓の肖像』を再見。映画が始まって30分くらいたったところで、五島列島のとある集会所で行われた市民団体による自主検診が映る。検診の後はビ…

旦雄二『助監督』について(井川耕一郎)

(以下の文章は、ツイッター(https://twitter.com/wmd1931)に書いたものの再録です) 1 (2013年2月19日) 第11回城戸賞入選作・旦雄二(@yujidan)『助監督』(「キネマ旬報」1986年1月下旬号)を読む。旦さんがピンク映画の助監督だった頃を題材にして…

粟津慶子『収穫』について(井川耕一郎)

(以下の文章は『映画芸術』2010年冬号(430号)に載ったものです) 2010年BEST 粟津慶子『収穫』、小出豊『こんなに暗い夜』(各10点) 粟津慶子『収穫』について。怪作である。映画が始まってすぐ、教室で腕組みして居眠りする女教師が映るのだが、その姿…