2008-11-16から1日間の記事一覧

渡辺護の映画論「主観カット/客観カット」(2)

1.あのとき、おれにはチョクが神様に見えたね 昔、ダスティン・ホフマンとミア・ファロー主演で、『ジョンとメリー』という映画あった。朝、起きたら同じベッドに寝ていた男女の一日を描いたやつで、最後に互いに相手の名前を聞くところで終わる。そいつを…

渡辺護の映画論「主観カット/客観カット」(1)

(このインタビューは、2004年に公開された渡辺護監督作品『片目だけの恋』の宣伝サイトに掲載されたものです) 1.『アデルの恋の物語』、おれならどう撮るか? トリュフォーの『アデルの恋の物語』は封切りのときには見てないんだ。あの頃、おれは月に1…