2008-02-22から1日間の記事一覧

沖島勲ノート3−2−2(井川耕一郎)

ここでもう一度、『YYK論争 永遠の“誤解”』の発想の出発点に戻ってみよう。外波山文明=沖島勲とみなすのはあまりに短絡的だが、外波山文明が義経、頼朝、清盛、常磐の四人が登場する劇中映画の作者であるという設定になっているのだから、少なくとも発想…

沖島勲ノート(3)−2−1(井川耕一郎)

『アメリカの夜』、『パッション』、『ことの次第』、『(秘)湯の街 夜のひとで』、『ロケーション』、『女優霊』……。映画の撮影現場を描いた映画は今までに何本もつくられてきた。1999年に公開された沖島勲の『YYK論争 永遠の“誤解”』もそうした映画の…