『赤猫』についてもっと詳しく



大工原正樹の『赤猫』は、『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』の併映作品として、9月27日(火)、10月4日(火)に上映されます(オーディトリウム渋谷、21時10分〜)。


このブログに掲載されている『赤猫』に関するコメント、批評は以下のとおりです。


『赤猫』のスタッフのコメント


『赤猫』シナリオについて(大工原正樹)
http://d.hatena.ne.jp/inazuma2006/20060517/p2
今回の『赤猫』でも、井川との最初の雑談では、ある夫婦の間の小さな亀裂が一人の少年(もしくは少女)の登場によって修復不能なまでに大きくなり崩壊する、という簡単なプロットがなんとなくの合意となっていた。


大工原の主演女優にハズレなし。(井川耕一郎)
http://d.hatena.ne.jp/inazuma2006/20060517/p3
大工原作品を見ていると、この女優はこんなに良かったのか!と発見させられることが多い。大工原のヒロインは皆、一見おっとりしたたたずまいである。だが、内に秘めた堅い芯があらわになるときがあって、そこが魅力的なのだ。


『赤猫』をふりかえって(井川耕一郎) new!


『赤猫』に関する批評


じっと見つめる―大工原正樹の映画について―(新谷尚之)
http://d.hatena.ne.jp/inazuma2006/20060527/p3
この作品で最も印象的なのは主演女優のモノローグ場面のアップである。肯定否定に関わらず、誰もがあのアップを口にする。「単なるエキストラカットのつもりだったんです。でも編集し始めたら一杯使いたくなってしまって」大工原の弁である。


『赤猫』―――化けること・1(小出豊
http://d.hatena.ne.jp/inazuma2006/20060528/p2
『赤猫』―――化けること・2(小出豊
http://d.hatena.ne.jp/inazuma2006/20060529/p1
ただ、この透明になろうとする身振りは、古典的なハリウッドの形式を無批判に踏襲するという悠長なものではなく、『赤猫』において主要な「化ける」という行為を、映画の語り手である自らも実践してみせるというものなのだから、凡庸などというものからは遠く離れた身振りなのだ。


プロジェクトINAZUMA公式サイトにも『赤猫』に関する情報が載っています。
プロジェクトINAZUMA公式サイト http://project-inazuma.com/


ストーリーと解説
http://project-inazuma.com/?p=67


キャストについて
http://project-inazuma.com/?p=74


スタッフについて
http://project-inazuma.com/?p=80