夏祭@映美(8月19日(土)13:00〜)


一体、何なんだ、この連中は?

という疑問が当然出てくると思うので、答えておくと、
左奥から、植岡喜晴西山洋市井川耕一郎
この三人にもう一人、

万田邦敏を加えると、2001年7月にアテネフランセ文化センターで公開されたオムニバス映画『シネマGOラウンド』の監督たちになります。
(『シネマGOラウンド』に関する詳しい情報はこちらをどうぞ。
『シネマGOラウンド』公式サイト
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/4590/cinemagoround.html


さて、その『シネマGOラウンド』を含む映画美学校作品数本が8月19日(土)13:00から映画美学校の第二試写室で上映されるそうです。
(上映会に関する詳しい情報はこちらをどうぞ。
『オトコとオンナの映画秘湯』日記:http://d.hatena.ne.jp/eigahitokw/


というわけで、2001年に公開されたときのチラシを再録して、『シネマGOラウンド』をちょっとだけ紹介しておきます。


『月へ行く』


私、柿の木坂ナオ。宇宙人の赤ちゃんを妊娠中の女子高生。月は何だか大きいし、びっくりするような地震は起きるし、もう世界は爆発寸前! でも私、怖くない。だってこの子とお父さんがいるんだもーん!
関西を中心にコアなファンがごっそり潜伏中の植岡喜晴が描く、気鬱な危険な純愛映画。ラスト1分、あなたも月へ行けるかも!?


キャスト
遠山智子(柿の木坂ナオ)、加藤賢崇(柿の木坂テツゾウ)、戸田昌宏(小山)、宮田亜紀(柿の木坂タマエ)、植岡虹蔵(柿の木坂ナナオ)、植岡深雪(広子)


スタッフ
監督:植岡喜晴、脚本:遠山智子・植岡喜晴、音楽:野本昌嗣・渡辺拓実・熊野友美

(『月へ行く』のスチル写真が行方不明のため、かわりに監督本人の写真をどうぞ)


『夜の足跡』


一度手を汚したものは、どんなに償っても許してもらえないのか!? 握った拳によみがえる大罪の記憶。父親殺しの過去を持つ青年・洋と、弟・潤の憎悪が激しくぶつかり合う! 果たして、二人の未来に光はあるのか? 新世紀の日本映画は、この男抜きでは語れない! 映画美学校の秘蔵講師・万田邦敏が描く、苦しいほどリアルな青春映画。


キャスト
境利朗(洋)、浦工典(潤)、五味麗(幸子)、山西由香(リサ)、宮武嘉昭(橋本)、浦智子(橋本の妻)


スタッフ
監督:万田邦敏、脚本:大城宏之・万田邦敏、音楽:青山真治・山田勲生・古池寿浩


『桶屋』


“映画で学ぼう!ことわざシリーズ”第一弾は、「風が吹けば桶屋が儲かる」の完全映画化! しかも字幕はロシア語とくりゃあ確かめるほかないってもんだ! えっ? ロシア語が読めない? 安心しなせぇ、ちゃーんと日本語スーパーが付いてらぁ! さあ、ジュリアスとアーサーのおとぼけコンビと一緒に、いざ行かん! 西山洋市の不条理コメディワールドへ! 最後には本物の桶屋も出てくるよ!


キャスト
本田久就(ジュリアス)、今関朱子(アーサー)、中農稔(レナード)、宮田亜紀(ロビン)、松川信(キャットハンター)


スタッフ
監督・脚本:西山洋市、音楽:村山竜二、ロシア語翻訳:四十万香織・中野葉子


『寝耳に水』


俺の頭の中で毎晩燃える奴隷契約書。恋人よ、どうかこの火を消してくれ! お前の口から俺の耳の穴に、水を注ぎ込んでくれ!(※危険ですので、真似しないで下さい。)
SM雑誌の切り抜き、処女のマゾヒストの投稿に誘われ、狂気の中を旅する男・長島。真夜中、ベランダに干された布団が落ちるとき、彼の運命は……!? エロスの探求者・井川耕一郎が、キンクスの「シー・マイ・フレンズ」を元に描く、奇妙で濃厚な愛の物語。


キャスト
長曽我部蓉子(弘美)、山之内菜穂子(恵子)、清水健治(坂口)、山崎和如(長島)


スタッフ
監督・脚本:井川耕一郎、アニメーション:新谷尚之


(四作品の撮影・照明・録音・編集などは映画美学校第2期高等科生が担当)