桶屋

「夏祭@映美」によせて(大工原正樹)

「シネマGOラウンド」を初めて観たとき、ヘトヘトになった。上映時間はせいぜい2時間強。しかし、この2時間を体験するくらいなら、「旅芸人の記録」と「1900年」を続けて観るほうがずっと楽だ。オムニバス映画という体裁で上映されることが多いらしいのだ…

各作品のあらすじ

『月へ行く』(植岡喜晴) 豆腐屋の娘、柿の木坂ナオは、担任教師の小山に犯され妊娠して高校を休学中。彼女は、空飛ぶ円盤が自分たちにピンクの光線を浴びせたと公言し、だからお腹の子は宇宙人だと固く思いこんでいる様子。一方、父親のテツゾウも、時を同…

乾杯!ゴキゲン野郎(シネマ)〜シネマGOラウンドによせて〜(常本琢招)

「ハッピーになれるデェ!」とは、阪本順治の呪われた映画『ビリケン』の惹句だったが、僕も今回、完成以来久々、『シネマGOラウンド』の作品たちを見直して、とにかくハッピーな気持ちになったことをまず告白する。なぜか?それはこの映画たちが、今の眼…

夏祭@映美(8月19日(土)13:00〜)

一体、何なんだ、この連中は?という疑問が当然出てくると思うので、答えておくと、 左奥から、植岡喜晴、西山洋市、井川耕一郎。 この三人にもう一人、万田邦敏を加えると、2001年7月にアテネフランセ文化センターで公開されたオムニバス映画『シネマGO…