2006-05-17から1日間の記事一覧

大工原の主演女優にハズレなし。(井川耕一郎(脚本))

シナリオの打ち合わせということで大工原さんの家にあがりこんで、昼日中からビールを飲んでいたら、「最近、森谷司郎が東宝で撮ってた青春映画を見直しているんだけど、なかなか面白いですね」と大工原さんが言うのである。 それから話は『放課後』(73)の…

『赤猫』シナリオについて(大工原正樹(監督))

井川のシナリオが上がってくるといつも呆気にとられる。 『のぞき屋稼業 恥辱の盗撮』(96)でシナリオの打ち合わせを終えたとき、私は、盲目のヒロインと探偵が憎しみの中で惹かれあう悲恋の物語が出来上がってくるものだとばかり思っていた。しかし井川が…

『赤猫』について(大工原正樹、井川耕一郎)

以下の文章は、一昨年の映画美学校映画祭で『赤猫』が上映されたときに、無料配布したパンフレットに掲載されたもの。 ちなみに、パンフレットの表紙には6期生・三好紗恵(『赤猫』の制作を担当)さんが次のような宣伝コピーを書いていた。 「赤猫」とは、…