ホトホトさまの蠱
「映画芸術」、「coffee & pictures人形町三日月座」主催の映芸シネマテークで、大工原正樹『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』、井川耕一郎『西みがき』『玄関の女』が上映されます。 「映芸シネマテーク」vol.12(3月9日(金))のお知らせ 大工原正樹…
今年の三月にアテネフランセ文化センターで大工原正樹特集があったとき、チラシには次のような『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』の紹介が載った。 子供の頃に義父から受けた虐待の記憶に苛まれる姉弟が、母の死を機に故郷の港町を久方振りに訪れる。彼ら…
岡部尚演じる弟がかかえている骨壷から、長宗我部陽子演じる姉が遺灰をつかむと、それをトンネルめがけてまく……。 完成した『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』を初めて見たときに一番ひっかかったのは、シナリオにはないこの冒頭だった。シナリオを書いた…
『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』については前に書いたことがある(注)。しかし、あのときはまだ完成作品を見ていなかった。そこで、今回は映画を見たあとに思ったことを記そうと思う。といっても、とりとめのない雑感になってしまいそうだけれども。 …
大工原正樹の『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』が、オーディトリウム渋谷でレイトショー公開されます(9/24〜10/8(9/28休映)、連日21時10分から)。 詳しくは公式サイトをご覧ください。http://hotohotosama.web.fc2.com/index.html
自分のせいでバタバタと慌しく入った撮影から、それに反して、幾度かの中断をはさみながらの、いつ終わるとも知れない長い仕上げ期間を経て、やっと昨日、『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』が完成と相成りました。早い時は撮影から10日後には完成とい…
撮影の日が迫っているとかで、大急ぎで書くように求められた作品である。 大工原正樹からのお題は、「長宗我部陽子、岡部尚、木更津、憎しみ」というものだった。 長宗我部さんのことなら、もちろん知っている。自作の『寝耳に水』に出てもらっている。 岡部…