松村浩行

松村浩行と『TOCHKA』(トーチカ)についてもっと詳しく

<監督作品>『TOCHKA』(トーチカ)について 松村浩行『TOCHKA』(トーチカ)(あらすじと監督コメント) 『TOCHKA』(トーチカ)と二つの固有名詞(松村浩行) 『TOCHKA』(トーチカ)を目撃して(熊野桂太) 西尾孔志『おちょんちゃんの愛と冒険と革命』…

『TOCHKA』(トーチカ)を目撃して(熊野桂太)

TOCHKAという映画の存在は、僕も在籍している映画美学校の周辺でずいぶん前から囁かれていたが、僕が知ったときには劇場公開されていなかった。見る手立ても無かった。あらすじも知らなかったし、誰かの感想も聞いた覚えもない。ただ、ときどき、別々…

松村浩行についてもっと詳しく

<監督作品>『TOCHKA』について 松村浩行『TOCHKA』(あらすじと監督コメント) 『TOCHKA』と二つの固有名詞(松村浩行) 西尾孔志『おちょんちゃんの愛と冒険と革命』と松村浩行『TOCHKA』について(井川耕一郎)『YESMAN / NOMAN / MORE YESMAN』について…

『TOCHKA』(トーチカ)と二つの固有名詞(松村浩行)

『TOCHKA』の登場人物たちは皆、固有の名前を持たず、互いが互いを名前で呼ぶこともない。けれども、この映画には固有名詞が二つだけ登場する。 一つは、北海道の根室という地名。現ロシア領である北方四島を除けば、日本東端の町だ。 母親が国後島の生まれ…

松村浩行『YESMAN / NOMAN / MORE YESMAN』と粟津慶子『犬情』について(井川耕一郎)

(以下の文章は、『映画芸術』第402号からの再録です) 「2002年度日本映画ベストテン&ワーストテン選評」(井川耕一郎) (1)『YESMAN / NOMAN / MORE YESMAN』(松村浩行) (2)『犬情』(粟津慶子) (3)『人コロシの穴』(池田千尋) (4)『カ…

『YESMAN / NOMAN / MORE YESMAN』について(contre champ)

「何よりも重要な学習は了解すること」だと語られている通り、私たちもこの作品に対して「間違った早のみこみ」をしないように充分気をつけなければならない。それには最後までしっかりと目を開き、耳を傾けなければならない。この映画に教訓があるならば、…

『YESMAN / NOMAN / MORE YESMAN』

2002 / DV / 4:3 / 70mins CAST Felix Owusu(教師)/永野雄太(少年)/ 凌雲鳳(母親)/Pol Malo (弟子)/ Edriss Alexis (弟子)/ Alfredo Afonso Ferreira (弟子)/ Jana Ulbrich(女の子の声)/ Raimund Reppich(男の子の声) STAFF 監督: …

西尾孔志『おちょんちゃんの愛と冒険と革命』と松村浩行『TOCHKA』(トーチカ)について(井川耕一郎)

(以下の文章は、『映画芸術』第422号からの再録です) 「2007年日本映画ベストテン&ワーストテン選評」(井川耕一郎) 西尾孔志『おちょんちゃんの愛と冒険と革命』10点 松村浩行『TOCHKA』(トーチカ)10点 昨年はずっと前から見たかった映画を見るこ…

松村浩行『TOCHKA』(トーチカ)(9月2日(日)Eプログラム(18:15〜))

『TOCHKA』 2007年/DVカム/スタンダード/カラー/93分 出演:藤田陽子、菅田俊 監督・脚本:松村浩行 助監督:大城宏之、石住武史、本間幸子 撮影:居原田眞美 録音:黄永昌 装置:相馬豊 装飾:浦井崇 衣装:居原田眞美 編集:黄永昌 整音:黄永昌 スチール:宮本厚志 …

緋色の研究 『INAZUMA 稲妻』を読む(松村浩行)

(この批評は『INAZUMA 稲妻』についてかなり詳しく論じています。ネタバレが気になる方は映画を見たあとにお読み下さい) 囚われた妻を救い出すため、川岸へと通じる地下道の闇のなかを、刀片手に、痛めた足をもどかしそうに引きずって急ぐ加嶋を包…

作品紹介『よろこび』『黒アゲハ教授』『犬を撃つ』

5月28日(日)に『よろこび』(松村浩行・2期)と『黒アゲハ教授』(福井廣子・2期)を、29日(月)に『犬を撃つ』(木村有理子・2期)を上映することになっているので、2期1stCut(その頃はFourFreshと呼んでいましたが)のパンフレッ…